スーパーで働くことを考えている方の中には「スーパーの正社員って楽しいの?」「大変なこともあるの?」など、不安を抱える人も多いのではないでしょうか。
スーパーは接客から発注在庫管理など業務内容が多岐にわたるため、大変なイメージを持つ人もいるでしょう。
本記事では、スーパーの正社員として仕事をする楽しさについてや大変なこと、具体的な業務内容について紹介します。
スーパーに正社員として就職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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スーパーの仕事は何をするの?
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スーパーの仕事って楽しいの?
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スーパーの正社員の仕事が楽しい理由5つ
スーパーの正社員で、仕事が楽しい理由を5つ紹介します。
売り場づくりを経験できる
スーパーで商品の売上を上げるためには売り場づくりが重要です。
売り場づくりはセンスが問われ「大量陳列」や「関連陳列」などのテクニックが必要となります。
大量陳列とは、同じ商品や同じメーカーを大量に陳列する方法で、売り出したい商品を目立たせることができます。
関連陳列とは、異なる商品をテーマに沿って一緒に陳列する方法です。たとえば、肉売り場で焼肉のタレや唐揚粉など、関連する商品を陳列することで、同時購入を促します。
自分のアイデアを活かした売り場づくりで、成果を上げる経験により、楽しさだけでなく自信にもつながります。また、売り場づくりはスーパーの売上に影響するため、成果によって昇給昇格を狙える可能性もあるでしょう。
食の知識が増える

仕事を通して自然と食の知識をつけられるため、私生活に役立てることができます。たとえば、多くの食材に触れることによって新鮮な食材の見分け方、旬の食材についての知識が増えます。
また、配属される部門によっては特定スキルも身につくでしょう。鮮魚部門であれば、魚の加工を行うことで、魚の捌き方や刺身の切り方なども覚えることが可能です。
食に関する知識を身につけることで、食を楽しむことはもちろん、健康的な食生活を送ることができます。
多くの仲間と業務できる
多くの仲間と業務することで、コミュニケーションスキルや協調性などのスキルを身につけることができます。
スーパーには、正社員の他にもパート・アルバイトがおり、性別や年齢もさまざまです。また、スーパーは、レジ打ち、商品の陳列、品出し、清掃など多くの業務もあり、仲間とのチームワークが重要です。
たとえば、お店が混雑しているときは自分もレジに入り混雑を緩和させる、重たい商品は2人で運ぶなど、チームで協力することで、職場の雰囲気が良くなるでしょう。
チームワークを大切にすることで、良い仕事ができるだけでなく、楽しい職場生活を送ることにもつながります。
早く結果が反映されやすい
毎日毎日、売上という形で成果を確認できるという楽しさがあります。自身の裁量で売り場づくりを行い、担当した商品の売れ行き、自分が企画したセールの売れ行きなど、目に見えて成果を確認することができます。その日の売れ行きで自身が担当した陳列が良かったか、見込んだ商品が多く売れたかが見え、手ごたえを感じます。
自分の頑張りを日々実感しやすく、楽しさだけでなくモチベーションの向上にもつながるでしょう。
地域への貢献度が高く、お客様との距離が近い
スーパーでは、お客様との距離が近いため「ありがとう」などの言葉を直接受けると、仕事にやりがいを感じられます。
スーパーは地域貢献性がとても高い仕事です。地域の人々の暮らしを、食や生活雑貨を通じて支えるためなくてはならない仕事です。
お客様との会話からお客様の好みや地域を把握し、サービス提供を改善することでお客様満足度向上にも取り組みやすいです。
スーパーの正社員で大変なことはある?
スーパーの仕事は楽しいことも多いですが、大変と感じることもあるでしょう。この章では、スーパーで働く方が「大変だ」と感じやすいことを4つ紹介します。
クレームを受けることがある

お客様からの感謝の言葉ばかりでなく、クレームを受けることも少なからずあります。また、パートやアルバイトが手に負えないクレームは、正社員が代わりに処理しなければなりません。
中には、スーパー側に過失がない理不尽なクレームを受けることもあり、人によっては大きなストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
業務範囲が幅広い
スーパーの業務は接客や品出し以外にも、発注や在庫管理、売り場づくり、新人教育など幅広いです。正社員はさまざまな業務を幅広く担当することも多く、常に忙しさを感じてしまいます。
日常の業務以外でも、旬の食材フェアやバレンタインフェアなど、季節によってイベントを行うスーパーもあります。そのため、1年を通して忙しい可能性もあるでしょう。
土日休みや連休が取りづらい
スーパーは、基本的に年中無休で定休日がないことがほとんどです。特に、土日や連休は、多くのお客様が来店しスーパーにとっては繁忙期となるため、正社員は休みが取りづらい傾向にあります。
ただし、休みの取りやすさは入社するスーパーによって大きく異なります。「3連休制度」や「リフレッシュ休暇(5連休)」など、独自の福利厚生を取り入れている企業もあるため、求人票や企業のホームページを確認しましょう。
給与が低い可能性がある
厚生労働省の「職場情報提供サイト jobtag」によると、スーパー店員の平均年収は357.7万円です。
一方、国税庁の「令和3年分 民間給与実態統計調査」では日本の平均年収は443万のため、スーパー店員の年収は、日本の平均年収に比べて高くないことが分かります。
スーパーで給与を上げるためには、店長やバイヤーなどに昇進していくのがよいでしょう。また、大手企業のような規模の大きいスーパーに就職した場合、役職によっては日本の平均年収よりも高い年収を目指すことも可能です。
スーパーの具体的な業務内容
スーパーの業務内容は幅広いため、就職を検討している場合は、業務内容についても把握しましょう。この章では、スーパーの具体的な業務内容について詳しく紹介します。
接客業務
接客業務は、主に以下のような業務が挙げられます。
- 商品の場所や値段の案内
- レジ対応
- セルフレジの操作案内
- ポイントカード発行
- サービスカウンターでの対応
- クレーム対応
お客様との距離が近いため「いつもありがとう」「お惣菜美味しかった」など、直接感謝の言葉を受け取ることができ、やりがいを感じる場面も多いです。
また、接客業務を通し、さまざまなお客様の対応をすることで接客スキルが身につきます。
在庫管理・発注業務
品切れしないように在庫管理を行い、在庫状況を見て発注業務を行います。品揃えの良さで、スーパーを選ぶお客様も多く、在庫管理や発注は重要な業務です。
在庫管理と発注業務の主な仕事は以下の通りです。
【在庫管理】
- 店頭商品の補充
- 棚卸しを実施し、バックヤードの数を把握する
- 賞味期限が近い商品を新しいものに差し替える
- 傷んだ食材や商品の廃棄
【発注業務】
- 必要な商品を把握
- 発注リストを作成
- 発注リストを本部や発注先に送る
在庫管理・発注業務は、単純に品薄の物を補充するだけでなく、前年の売上データと比較したり、需要を把握して発注するものや数量を考えるなどの大変さもあります。
加工・品出し

青果・精肉・鮮魚・惣菜などの部門では商品や食材を加工し、品出しを行います。各部門の具体的な業務内容は、下記の通りです。
部門 | 業務内容 |
---|---|
青果部門 | 野菜や果物のカット、袋やパック詰め、店頭への品出し |
精肉部門 | 精肉を切身やひき肉などに加工、二次加工(肉へ味付け、ハンバーグ用に形成など)、パック詰め、店頭への品出し |
鮮魚部門 | 鮮魚を切り身や刺身などに加工、二次加工(魚へ味付け、衣を付けるなど)、パック詰め、店頭への品出し |
惣菜部門 | 惣菜(揚げ物、サラダ、丼もの、お寿司など)の調理、パック詰め、店頭への品出し |
上記以外にも、お客様の要望に応じて肉や魚を加工したり、消費期限が迫っている商品へ値引きシールを貼ったりするなど、付随して発生する業務もあります。
事務業務
事務業務では、主に売上管理や人事に関する業務が挙げられます。売上管理や人事の業務は、店舗経営に関わるため正社員が行うことが多いです。具体的な業務内容については、下記の表の通りです。
【売上管理】
主な業務内容 | |
---|---|
売上の集計 | 日別・月別などで売上表を作成する、本部に売上報告をする |
売上の分析 | 売上高や来客数を目標と比較、何が・いつ・どのくらい売れたのかを分析 |
売上予測 | 前期の売上や需要と照らし合わせ、売上予測計画を立てる |
【人事関する業務】
主な業務内容 | |
---|---|
勤怠管理 | シフトを調整、シフト表作成、タイムカード集計 |
人事採用 | 求人募集、応募者の選考 |
どちらも、スーパーの経営に関わる重要な業務となります。店舗経営などの業務に携わることで、将来的にリーダーや店長など昇格を目指すことも可能です。
教育業務
新入社員やパート、アルバイトなどのスタッフへの教育も業務の一つです。具体的な教育業務の内容は下記のとおりです。
主な業務内容 | |
---|---|
パート・アルバイトへの新人教育 | 接客マナーやレジ操作、食品の加工方法などを教える |
正社員への教育 | 売上管理や人事関連など、店舗運営に関する業務を教える |
本部からの指示伝達 | 本部からの通達内容を店舗のスタッフに伝える |
マニュアル整備 | 教育に使用するマニュアルを整備する |
教育も重要な業務の一つであり、教育を通して、スタッフのスキルアップやモチベーションアップを図ることができます。
スーパーの正社員で身につくスキル
スーパーの正社員で身につくスキルを紹介します。スキルを身につけることで、店長やバイヤーへの昇進が叶ったり、転職活動における自分の市場価値を高めることも可能です。
接客スキル
さまざまなお客様と接することで、接客に必要なスキルが身につきます。接客に必要なスキルの具体例は以下の通りです。
身に付くスキル | 活かし方 |
---|---|
コミュニケーション能力 | コミュニケーションを通してお客様のニーズを聞き出す |
提案力 | 好みやニーズに適した商品を提案する |
ホスピタリティ | お客様に快適で楽しい買い物体験を提供し、顧客満足度を上げる |
臨機応変な対応力 | 突発的なトラブルやお客様の要望に柔軟に対応する |
接客スキルを身につけることで、お客様との信頼関係を築き、売上や利益の向上につながります。また、上記のスキルは、接客業だけではなくさまざまな職種で求められるスキルのため、自分の市場価値を高めることもできます。
マネジメントスキル

マネジメントスキルとは、組織を管理する能力のことで、一般企業では管理職に求められるスキルです。店舗の目標設定や販売計画の作成、スタッフへの教育などの店舗運営を通して、マネジメントスキルが身につきます。
一般企業の場合、部下を持ち始める30代以降からマネジメント業務に取り組むのが一般的です。しかし、スーパーでは、20代から店舗運営を任されることもあり、転職市場で実績をアピールすることも可能です。
マーケティングスキル
マーケティングスキルは、店舗の売上や利益を向上させるために必要なスキルです。スーパーでは、商品が売れるための陳列やPOP作成、来客数を増やすためのチラシ作成なども行うため、マーケティングスキルも身につきます。
企業は利益を上げるために、市場調査をしてニーズに合った商品を開発したり、販売を促進する宣伝をしたりなど、マーケティングに力を入れています。スーパーで身につけたマーケティングスキルは、転職市場でもアピールしやすい強みの一つです。
精肉、青果などの専門スキル
スーパーの各部門で身につく、専門スキルについては下記の通りです。
部門 | 身に付く専門スキル |
---|---|
青果部門 | 野菜や果物などの鮮度の見極め、旬についての知識 |
精肉部門 | 肉の部位に関する知識、部位ごとの調理・加工方法 |
鮮魚部門 | 魚の捌き方、調理・加工方法 |
惣菜部門 | 揚げ物や煮物などさまざまな料理の調理方法 |
部門ごとの食材についての知識がつくだけでなく、調理などの業務に携わることで料理のスキルが上がります。料理は普段の生活に活かすこともできます。
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スーパーの正社員として就職したいなら
スーパーの正社員は、売り場づくりに携われたり、お客様からの感謝の言葉を直接受け取ることができたりするなど、やりがいを感じられる場面が多いです。
一方で、クレーム対応や日々の忙しさから大変と感じることもあるでしょう。ただし、大変な業務を通して、接客スキルやマネジメントスキルなど、さまざまなスキルを身につけることができます。
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